早漏の原因にはストレスやトラウマは潜んでいることも
男性の性機能の悩みには、包茎に代表される性器の外見に関するものと、勃起機能不全に代表される機能面でのものの二種類に大別されます。性機能に関するトラブルで表立って口に上ることはあまりありませんが、勃起機能不全と並んでしばしば深刻化しているのが早漏です。
早漏とは性行為開始直後もしくは1分以内に自分の意思とは関係なく射精してしまうという症状をさします。早漏の原因には過度の興奮で射精機能をコントロールできない場合や、加齢により射精をコントロールする筋肉の衰えなどが原因となっていることが多いようです。
しかしそれらと並んで早漏の原因となるのが、ストレスやトラウマなどの心因的な問題になります。心の原因には、現実心因と深層心因に分かれます。現実心因とはストレスやプレッシャーと日常的に呼ばれるものです。これに対して深層心因とは、幼児期の体験や意識化に抑圧された嫌な体験などが関与しているというものです。
ストレスやトラウマが原因のときの早漏治療とは
また中高年以降では職場でも責任ある立場に付く子音も多くなるので、恒常的に精神的プレッシャーにさらされます。心に原因を抱えているときの早漏治療では、カウンセリングやメンタルトレーニングなどで原因にアプローチするのは根本的な早漏治療につながります。
ただカウンセリングなどでの早漏治療には時間がかかります。とりわけ本人も言語化できないトラウマが関係しているときは、解明に長期間を要します。そこで現在早漏治療のメインは薬物治療になっています。ストレスやトラウマによる抑うつ症状の影響が大きい場合には、抗不安薬や抗うつ薬などの投与が行われることもあります。
より直接的な早漏治療には、早漏の症状改善に直接ケアする治療薬が使用されています。早漏治療薬には射精までの時間を長くする作用をもつプレジジーやそのジェネリックなどが登場しています。勃起機能障害と併発することもあるので、ED治療薬を加えた早漏治療薬が効果的な場合もあるようです。
まとめ
早漏には過剰な興奮状態や加齢などが原因になっていることもありますが、ストレスやトラウマなども原因として大きなウエイトを占めています。ストレスやトラウマが原因の場合、カウンセリングなどの心理的アプローチも行われます。しかし早漏自体が大きな心理的ダメージを与えており、さらなるストレスで早漏が固定化される府のスパイラルにはいることも。そこで最近では早漏治療を目的にした治療薬の投与が早漏治療では中心になりつつあります。